分析手法を組み合わせて問題を解く
効果検証タスクはガチっとした実験デザインを行う必要があるので、諸条件に沿って検討していくと分析アプローチはおのずと絞られてきます。一方、探索的データ分析や何らかの自動化を目的とした機械学習タスクでは、試行錯誤の過程でさまざまな分析手法を試すことになります。 ここで、解くべき問題が難しいときや曖昧性が高い場合、「うまくいく手法を探そう」と考えると上手くいかないことがあります。 私が駆け出しデータサイエンティストだったころ、この壁によくあたっていました。事例や教科書を調べて使えそうな手法をリストアップして試しても、なかなか目標点に到達できないという状態が続きました。先輩や上司と会話しても、「XXXは試した?」「YYYの文献を読んでみたら」というアドバイスが続き、試すことが増えるばかりで足踏みしているように感じたものです。考えなしに試すだけで生産的でなかったなと今では思います。 定番の分析アプローチがワークしないときは、問題とデータをよく観察し、問題設定そのものじっくり考える必要があります。特効薬はなく、状況に即したアプローチを考えることが大切です。 このようなとき、複数の分析手法を...