要約

ピープルアナリティクスの支援をしていると、「分析をどう始めたらいいか」というご相談をいただくことが多いです。その背後には、具体的な相談ができる段階より手前で、「わからないことがわからない」状態で止まっている方がいるはずだと感じています。

2011年、SE出身でデータサイエンティストに転じた自分がまさにそうでした。

今はLLMがあるので、経験が浅くてもある程度の分析が「できてしまう」時代になっています。ただ、それは諸刃でもあります。分析の「How」を身につける最初のステップを飛ばして2〜3歩進んでしまうと、その先でより難しい問題にぶつかった時に、どこで迷っているのかさえわからなくなってしまいます。

データ分析の本当の難しさは「How」ではなく、どんな問いを立て、何をデータで明らかにすべきかという問題設定の側にあります。LLMはそこを代替できません。

この「気づけていない迷子」をどう顕在化するか。今回は問いの投げかけまでにしておきます。答えはまた次回。